1998年11月7日 | 曲目 | |
G.ドニゼッティ | ソナタ ト長調 | |
H.アンドリッセン | 間奏曲 | |
H.ビュセール 武満 徹 G.フォーレ F.ドップラー=A.ザマラ |
小組曲 海へV 即興曲 小品 カジルダ幻想曲 |
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よこ笛 と たて琴 のコンサート
ひらまつかずひこ ◆山崎さんは知る人ぞ知る釣りびとである。何とかというたいそう立派な賞を受賞しているほどだ。 何年か前、札幌でリサイタルを開いたとき、「いやー、釣り関係の人にずいぶんチケットが売れたんだよ」 とうれしそうに話していたものだ。コンサートに出かけた太公望の面々は「ヤマザキは笛の名人でもあったのか!・・・」と、 さぞかしびっくりしたことだろう。たまには美瑛にもおいでよと言うと、いい釣り場はありますかねえ?なんて笑う。 だが、今回は釣り竿ならぬ横笛をたずさえてきた。まあ形は似ているが、今日はエサも糸もない。 なにしろ本業の音楽である。それも、大自然に囲まれての演奏である。どうしたって気合いが入りますね、これは。 名人は3本の釣り竿、いや失礼、フルートを使い分ける。効き酒のように、よおくご賞味あれ。 プログラムにはソロの曲も入っているけれども、いつものように説明はご本人におまかせしよう。 ◆さて、ハープは引く手あまた、大忙しの柳田さん。9才からはじめたハープ、パリ音楽院への留学を経て、 北海道へ渡ってはや4年。札幌交響楽団などオーケストラをはじめとしてソロ活動やアンサンブルと、 八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍である。ハープの音色を間近で聴けるもたのしみだが、楽器そのものも、 とくとご覧いただきたい。30年前にシカゴで作られたというこの楽器、なかなか見栄えのする装飾がほどこされている。 ◆本日はこのお二人ならではのメニュウ、フランスの洒落た作品を中心に組んでくださった。それから日本の、 いや世界のタケミツ。エアは最後の作品である。 |