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    8月30日
    8月11日


    8月11日
    4月28日


    4月28日
    藤野の道
    雪が解けて春になり、ようやく通ることが出来る道がある。藤野の道もそのひとつである。美瑛の市街地から平坦な田園地帯を抜け、 左右に秋播き小麦のあざやかな緑色の畑を眺めながら緩やかな坂を上る。丘の上へと出ると、真正面に十勝岳連峰が広がり、 左手にはカラマツ林の向こうに旭岳も望むことが出来る。ゆったりとした曲がりのある道と遮るものがない空間は、様々な表情を見せて 飽きることがない。空を見上げると、トンビが大きく羽根を広げて、悠々と上昇気流に身を任せている。自転車で少し時間をかけながら、 丘景色と山の眺めを存分に楽しめるお勧めの道である。


    2月20日
    第34回宮様スキーマラソンの事 : スタッフ林
    クロスカントリーの板をはいたのは今年に入って間もなくのことです。 初めてでひどいフォームではあるのですが、思ったよりは前へ進めることに感動し、 勢いで宮様国際スキーマラソンの歩くスキー部門へエントリーしてしまいました。 歩くスキーとはいえ、設定は10キロ。未知の領域です。 無理をして体を壊してはいけないという自分への甘い言い訳で エントリー後も練習と呼べるほどのことはしてきませんでした。。 薫風舎日記に時々登場していた私の友人「じっちゃん」。 じっちゃんの過去の出場を考えたら、私がやらないわけにはいかないと 背中を押された気もします。 じっちゃんはおととし78歳の時に、この宮様国際スキーマラソン(歩くスキー6キロ) に出場しました。過去の日記を読まれた方や、ここ薫風舎で対面したお客様 はよくご存じかと思います・・・その時のスキーマラソンで、“自分自身に対してあきらめない精神”を 我々に身をもって教えてくれた人物です。(知らない方はぜひバックナンバーを見てください) そんな薫風舎の有名人「じっちゃん」。 まだ知らない方も多いのですが、実は昨年11月15日に天に昇ってしまったのです。。 (薫風舎でじっちゃんと関わったお客様へ。この場でお知らせすることをお許しください・・・)
    名古屋の暑い夏をなんとか乗り切り、10月には美瑛センチュリーライドの観戦にも来てくれた のですが、名古屋へ帰ってから食欲がなくなっていき数日の入院生活をして永遠の眠りについてしまいました。 私がここ薫風舎へ来ることになったきっかけも「じっちゃん」。 知り合って13年間の色んな思い出はつきません。
    じっちゃんを偲びながら完走しようと気合十分の当日、スタートの9時には青空が広がりました。 歩くスキーとはいえ、参加の179名の皆さんは本格的なスタイル。ちびっこから、年長者まで様々な顔ぶれです。 役場や自衛隊、駐在さんなど大会関係者の方々に見守られながら、徐々にスタートしていきました。 千代田ファームからまずは道路を渡って畑を上がります。まだまだ団子状態で、連なる様子はまるでペンギン散歩。 ここまではあせりもなく余裕があります。上がりきったところから、なめらかな気持ちよ〜い下りが。ここからあっという間に 各自持っていた実力を出し始め、水沢ダムに入ったところまでくると前後に人影が減りました。。。 足元だけ見ながら息を荒らして歩くことを止めふと見上げると、ダム周りの木々に昨晩深々と降った雪が樹氷となって 付き、見事な美しさです。そんな木々に囲まれて、時々落ちる粉雪が太陽にあたりキラキラ・・・思わず見入ってしまうほど。 だんだん楽しくなってきました。ポケットには、おととしのじっちゃんの写真。一緒に歩いている気分でした。 3キロ地点に給水所。バナナをぱくり。お水をごっくん!チョコレートと飴玉はポケットに詰めて、さあ、あと7キロです。 ここからは千代田の丘から三愛の丘へと上りが続きました。 一歩一歩大切に味わおうと決め、景色を見ながらの五キロ地点。雪に覆われた丘景色が眼下に現れると思わず後ろの方と  「すごーい!」だとか「きれいだねぇ〜・・・」とか。口に出さずにはいられません。 しばらくして6キロにさしかかると、ぐっと一段階上の丘へと上がります。一息ついた角で、聞きなれないかわいい鳥のさえずりが。 まるで、「がんばれがんばれ♪」とでも言っているようで、おもわず笑みがこぼれます。 さらに進むと右側の視界が開けてきました。少し下った所に数名の応援団。カッコよくいきたいと思った瞬間、ズッテーン!! お尻から思いっきり転び、同情の声・・・恥ずかしいやら痛いやら。早々に立ち去りました。 スタートして二時間が経ち、宮様コース38.3キロの一番手走者が私の横を走り抜けていきました。その無駄のないフォーム。 私からはほど遠いレベルに・・・唖然。しばらく間をおいて、次々と早い選手がやってきました。 こうなると、『迷惑にならない様に』が目標に。脇道をのろのろと進みます。 残り2キロ。上り下りが続きます。抜かしていく早い選手に励まされながらのラストです。少し雲がかかり雪が舞い始めました。 ゴールとなるスポーツセンターが見えてきます。足の付け根の痛みとももうすぐおさらば〜! 橋を渡りいよいよトラック内へ。マイクでゼッケン番号と名前が読み上げられていきます。なんだか恥ずかしいやら嬉しいやら。 観衆に声援をうけながらの感動的なゴールでした。給水所の甘酒、ブルーベリーのスープ?、ホットミルクなど・・・温かいおもてなし も嬉しかったです。 個人的には、その後の熱々ラーメンと白金温泉!格別でした!!
    すばらしいコースを用意してくださった大会関係者のみなさんや、給水所のボランティアの方々。お会いできませんでしたが名誉大会長の 寛仁親王殿下様・・・マナーを守り楽しんだ選手の皆様すべてに感謝し、この素晴らしい大会が継続していくことを心から願います。。 じっちゃん、怪我なく楽しく完走できたね!本当にありがとう!また出ようかな・・・?!


    1月18日
    冬の月夜
    満月ではなくとも冬の夜は明るい。透き通る夜空に輝く月の下、まるで砕いたガラスを撒いたように光りを反射する雪。厳しい寒さのこの季節、美しい雪景色は昼間のものだけではない。