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11月30日
夕べはカジカ汁
この季節になると、北海道の魚屋さんやスーパーには、カジカという魚が並びます。スーパーでは、なべ用に切ってパックになったものが多いので、魚屋さんで、時々そのグロテスクな姿を見ると、「おお、君かぁ。」と思わず声を出す、ということはありませんが、とにかくそういう魚です。
私は札幌育ちで、小さいころから冬になると母がよく作ってくれたので、全国的にポピュラーな魚だと思っていましたが、主人は、北海道にきて初めて知った魚だと言っていました。
主に、鍋物に使われる、というかそれ以外の調理法を私は知らないのですが、ゼラチン質が多く、ものすごく良いだしが出ます。骨っぽくて、食べるところは少ないのですが、硬い骨をはずしながらしゃぶりついて、うまいこと身を食べます。また、オレンジ色の肝をなべの中から探し当てたときのうれしさ。わずかな肝を、家族で時には分け合い、時には奪い合って食べるのが、また一家団欒につながるというものです。
夕べは、ごぼう、にんじん、ジャガイモ、大根などの根菜をたくさん入れて、しょうがをきかせた味噌仕立てのカジカ汁を作りました。シーズン中は、なかなか自分たちのためにご飯を作ることができないので、こうやって夕食を作って、ラウンジでゆっくりといただくのは、本当にうれしいです。だしのきいたおつゆをすすりながら、季節を味わったひと時でした。


11月29日
札幌の大雪
昨日の札幌は11月における一日の降雪量が40センチを越えて、過去最高となったそうだ。総降雪量も101センチで、ともに47年振りの記録、例年であればまだ根雪には早い札幌の街も、このまま雪景色になるのだろうか。
こちら美瑛は、降るには降ったが今朝までに10〜20センチほどで、たいした量とはならなかった。
本州に住んでいる知人から、「北海道はすごい雪だってね。大丈夫?」という電話があり、「こっちはたいしたことないよ。」と返事をすると少々拍子抜けするのがこのようなケース。
全国放送の天気予報で、北海道の真ん中に吹雪マークがついていたら、美瑛あたりも当然含まれてるように考えるのもあたり前だと思う。旭川が雪でもこちらは晴れということもよくある。もちろん逆も。
道内の予報並みとは言わないまでも、全国放送の北海道の天気図に、もう3つぐらいマークを増やしても良いと思うのだが。


11月27日
<寒さ/B>
今朝の薫風舎の寒暖計はマイナス3度。平年並みか若干低めというところだと思う。
寒く感じるというのは面白いところがあり、いちばん寒さを実感するのが2、3週間前の秋から冬への変わり目の頃。これから真冬になると、身体が慣れてくるのか、気持が座っているのかわからないが、意外と寒くないのである。
北海道でも雪の少ない帯広や釧路に住んでいる人が、寒さについても強く実感するのを聞く。土にとって雪は布団のような役割をするともいうし、雪に囲まれると暖かく感ずるのは、理屈にも合っているのかもしれない。
ようするに、北海道の冬を知らない方へ、「雪に囲まれた冬の北海道は、それほど寒くありませんよ。」と言いたいのである。
プラス15℃の愛知へ帰ったあっこちゃんが、「こっちは寒いよ。」と言うのも、チョッと変だが解らなくもないのである。


11月26日
笑い
心の底から笑うことは、すこぶる身体に良いことらしい。これが、笑うことは健康に害を及ぼすということだと、この世は真っ暗闇の世の中になる。
まず演芸場や寄席は成り立たなくなってしまうだろうし、TVでもお笑いものはすべて断りのテロップを、初めに流すことになるだろう。「この番組をご覧になると、健康を害する恐れがありますので、ご注意ください。」だれが、笑った後具合が悪くなるようなものを好き好んで見るであろうか。
今朝の朝刊の雑誌広告に、「爆笑、大特集」というのが目に入り、その中に「抱腹座談会ー我が人生最笑の日」を見た。小沢昭一ら3名の座談会は、想像するだけで、ほほの筋肉が緩みそうだ。
笑うことが病気を回復させるのに効果があるというのは、学術的にも立証されているということだが、病気にならなくする効果もそれ以上にあるのだろう。大いに笑って暮らしたいものだ。
そういえば、お腹がよじれるくらい笑ったのはいつだったろう。小学校、中学校の帰り道、毎日のようにアスファルトの道路に這いつくばってお腹を押さえたのを思い出した。何がそんなに可笑しかったのだろうか。


11月25日
歯医者とあっこちゃん
「こちらでは最先端の細い針を使った麻酔をし、無痛治療を行っています。」
待合室のソファーに座っていると、目の前の壁に医療機器メーカーが作ったと思われるポスターが貼ってあった。「無痛治療は、本当にまったく痛みがないのだろうか。麻酔の針が痛くないということなのだろうか。」待っているとだんだん疑わしい気持が増してきた。左の奥歯はグワングワンしていた。
レントゲンを撮り、最先端の麻酔をしてもらった。 「治療中に、痛かったら手をあげて下さい。」と言われ、横になった。グイィ〜ンという独特の回転音が恐怖心を煽る。歯を削る感じが少しづつ強くなり、神経に近づくのがわかる。ピリッと来たら手をあげるのだが、このタイミングが難しい。 頻繁に反応しても恥ずかしいし、そうは言っても我慢できるものでもない。医者はこちらの微妙な身体の動きを捉えてくれたようだ。
そういえば、きょうは私の歯痛のことなど、どうでもいい日だった。4月から住み込みで働いてくれたあっこちゃんが、愛知へ里帰りの日だった。7ヶ月もの間、ほとんど無休でがんばってくれた。本当にお疲れ様でした。冬も居候してくれることになっているので、しばし、お母さん孝行して、また、薫風舎へ帰っておいで。


11月24日
歯痛
一昨年治療した左の奥歯が、おとといからうずき始めた。まだ治し残しがあったが、特に痛みがあったわけではないので、歯医者へ行くのを先延ばしにしていたのである。
直接関係あるかわからないが、甘い菓子を食べ過ぎたのだろうか。頭のなかをまんじゅう・団子・ケーキなどが、次々とよぎって行く。
悪いのは団子じゃない、甘い菓子に執着する卑しいわが心の内を反省しつつ、歯医者へ行く時間を待つ今朝である。


11月23日
除雪
昨日、玄関を出てみると膝のあたりまで雪が積もっており、今シーズン初めての本格的な除雪の日になった。
まだ気温がそれほど低くないので、先シーズンから活躍している中古のトラクターも、すぐにエンジンがかかりホッとした。下がやわらかいので、今の時期の除雪はあまりきれいにはできないが、なんとか午前中で片付けることができた。
あっこちゃんは、デッキの上の雪を落とし、玄関まわりをきれいにしてくれた。運動不足解消になると言い、たるんでいるらしいお腹をさすりながら、息を弾ませてママさんダンプを操っていた。


11月22日
ドカ雪
今朝、起きて窓の外を見ると、周りの景色が見えないほどの大雪でした。大きなボタン雪は、比較的気温が高いときに(といってもマイナス2、3度くらい。)ドカドカと降ることが多く、そういうときには大抵、もう勘弁してくれ、というくらいたくさん積もってくれます。今日も、朝10時の時点で、すでに膝下くらいまで積もっています。
しばらく案内板を交代してくれている主人も、今日はパソコンに向かう余裕なく、完全武装して、そそくさと出動していきました。現在トラクターで、重たいドカ雪と奮闘中です。きっと午前中いっぱいはかかるに違いありません。というわけで、久々に、今日は私が案内板を書いているわけであります。
こんな大雪は、年に数えるほどしかありませんが、さすがのムック、ティンクもうんざりしている模様。喜んでいるのは、雪を楽しみにしていた、あっこちゃんただ一人です。


11月19日
ビーツ2
前回、ビーツをようやく収穫したことをお伝えしたが、そのままの状態で、いつまでも置いておくわけにはいかない。なるべく良い状態のうちに、下処理を済ませるのである。
まず、茹でる前に葉の部分を落とすが、これを落としすぎると、あのビーツ独特の濃い赤紫色がお湯の中に出ていってしまうので、少し茎を残すようにする。当然、根もそのまま。そして、大きな鍋に水とビーツを入れ、竹串がスーと通るまで茹でる。ビーツの大きさにもよるが、およそ1時間位はかかる。茹で上がったらすぐに皮をむく。茎と根の部分は包丁で落とすが、ほとんどの部分は指の腹でこするようにすると、きれいにむける。つるっといった時はなかなか気持がいいものである。色はきれいなルビー色を保っている。一皮向けたビーツを一センチほどの厚さにスライスして、フリーザーパックに小分けして出来上がり。
このようにして出番を待つビーツ。たまたま薫風舎の皿の中にビーツを発見したら、これが、あの、つるっと向けたやつかと思い出していただきたい。きのう、やっとこさっとこ作業を終えた。


11月19日
ビーツ2
前回、ビーツをようやく収穫したことをお伝えしたが、そのままの状態で、いつまでも置いておくわけにはいかない。なるべく良い状態のうちに、下処理を済ませるのである。
まず、茹でる前に葉の部分を落とすが、これを落としすぎると、あのビーツ独特の濃い赤紫色がお湯の中に出ていってしまうので、少し茎を残すようにする。当然、根もそのまま。そして、大きな鍋に水とビーツを入れ、竹串がスーと通るまで茹でる。ビーツの大きさにもよるが、およそ1時間位はかかる。茹で上がったらすぐに皮をむく。茎と根の部分は包丁で落とすが、ほとんどの部分は指の腹でこするようにすると、きれいにむける。つるっといった時はなかなか気持がいいものである。色はきれいなルビー色を保っている。一皮向けたビーツを一センチほどの厚さにスライスして、フリーザーパックに小分けして出来上がり。
このようにして出番を待つビーツ。たまたま薫風舎の皿の中にビーツを発見したら、これが、あの、つるっと向けたやつかと思い出していただきたい。きのう、やっとこさっとこ作業を終えた。


11月18日
ビーツ
すでに真っ白になった薫風舎の小さな畑。最後まで根を張っていたのが、「ビーツ」。ようやく、3日ほど前にすべて畑から掘り起こした。
美瑛でもたくさん作られている作物、ビート(砂糖大根)の家族で、葉はほうれん草によく似ていると思っていたら、やはり、同じ仲間だそうである。ビーツは、テーブルビートとかガーデンビートとも呼ばれるが、ふつうビートといえばシュガービートのことで、ビーツをビーツと呼ぶのは誰が言い出したか知らないけど、非常にわかりやすい分けかたになっていると思う。
ボルシチに使われているのが一般的だが、薫風舎では主にスープとしてテーブルにのる。色鮮やかなピンク色をしたスープは、初めて目にするお客さんにとって、ギョッとする一瞬だが、その独特な甘味が、直に口元をほころばせるのを見るのは、快感である。


11月16日
真冬日
きのうの夜から降っている雪が、窓の外を白い景色に変えている。気温も低く、きょうの最高気温は氷点下の予報である。今季初めての真冬日になりそうだ


11月15日
ミヤマカケス
きのう庭で冬囲いをしていると、すぐそばに、ミヤマカケスがいるのを見つけた。頭が赤茶色、翼は白黒だが一部分が美しい青色をした羽を持っている鳥だ。
よく見ると、苦しそうな息遣いをしており、近寄っても飛び立とうとしない。背中を指でさすったり、喉もとをなでてみたが、効果があったとは思えないどころか、ただ恐怖心をあたえてしまったかもしれない。以前、栄養ドリンクを傷ついた鳥に与えて、回復したというような話を思い出し、くちばしの先へもっていったが、自分からは口をつけない。口の中へ数滴垂らすようにしてやるが、これも迷惑だったようだ。
天気も怪しくなってきたので、木の枝を束ねたり、荒縄で縛ったりしたりの作業を、横目でカケスを見ながら急いだ。時間がたちすべての作業を終えて、一旦家の中へ入り、また、庭へ様子を見に行ったがカケスの姿はなくなっていた。
ほっとしたような気持と、飛び立つところを見ていない不安感がいっしょになるが、今朝、木の枝から聞こえる元気な鳥の鳴き声が、あのカケスの声であって欲しいと思う。


11月13日
ビート搬送
今、美瑛の畑には、収穫されたビート(砂糖大根)の山を見ることができる。そして、大型ダンプが荷台に山盛りになった丸い大根を載せて、畑から製糖工場への道を重そうに走る姿をよく目にする。
ビート搬送の期間は、畑もにわかに活気づくが、それが終わるといよいよ本格的な次の季節の訪れを感じさせる。ひたひたと静かな足音が聞こえてきそうだ、冬がやって来る。


11月12日
冬囲い
雪の重みで木の枝が折れるのを防ぐため、竹の支柱を立てムシロを巻いたり、枝を束ねて荒縄でくくったりするのが、冬囲いである。
11月に入ればそろそろ作業をはじめなければならないのだが、本格的な冬はまだまだなどと、高をくくっていたら、きのうまで4日間雪が降ってしまった。降ったりやんだりで雪の量は多くないが、気温が低めだったので、土の表面が固くなっていて、竹が刺さらない。
気温が10℃あれば、雪もあっという間に溶けて雪囲いもできるのだが。今週中にはなんとかやってしまわなければならない。待ったなしという感じである。


11月11日
ところかわれば
先日回転寿司屋へ行き、お新香巻きを注文して、また、思い出した。北海道のお新香巻きには、奈良漬をつかうのだ。
東京で生まれ育った私にとって、お新香巻きの漬物は、当然たくあんが、それも黄色のそれが巻いてあるのがあたり前だった。どうしてもたくあんのお新香巻きじゃなきゃだめ、という訳ではないが、なんとなくすっきりとしない気持が残る。
食べものが地域によっていろいろと、姿かたちを替えることはままあることで、それは、楽しまなければいけない事でもあるのだろう。
北海道の食べ物でおもしろいのが、お赤飯。ご存知の方も多いでしょうが、その話しはまたの機会に。


11月10日
根雪?
きょうもあたたかな雪が舞い落ちる朝である。
一昨日から降った雪が、周りの畑を一面真っ白にしている。
まだ、太陽が顔を出せばあっという間に溶けてなくなるものだが、さすがに3日間つづくと心配になる。
日ごろからお客さんに、「根雪になるのは、12月入ってからですよ。」などと言っているのだが、去年も11月中旬だったし、今年も似たり寄ったりになるのだろうか。


11月08日
立冬
きのうは、この時季にしては暖かな一日だったが、二十四節気の「立冬」。
それを聞いた寒気団が、北海道の北から、待ちかねていたかのように下りてきた。
今朝の美瑛は早くから雪模様である。窓の外はすっかり雪景色になっており、秋から冬へとあまりにも見事にバトンタッチを終えたようだ。
このまま根雪になるようなものではないが、行きつもどりつして、本格的な冬へと季節は変わっていく。


11月07日
2001年宇宙の旅
きのう、「2001年宇宙の旅」をビデオで見た。
スタンリーキューブリック監督の代表作で、1968年度の作品である。
何よりも、映像美術のすばらしさは、32年経った今でも色あせることなく、モダンなものを感じさせてくれる。
物語は、猿人が骨を武器として使い、その骨を空高く放り投げると、それが、漆黒の闇に浮かぶ宇宙船にかわるところからスタートする。
宇宙船内部で使われているモノは、当時の各方面の技術者たちが、現実的に予想できる範囲で力を結集した物が使われているそうだ。その象徴が、ハルと呼ばれるコンピューターである。ハルは感情を持ったコンピュータで、宇宙船員と意見が合わなくなり、最後はその船員に壊されてしまう。
2001年まであと2ヶ月を切った現在、感情を持つコンピューターが開発されているのか、まだまだなのかは知らない。映画のなかで、ハルに監視されている船員たちが、ハルの目を避けるようにして相談するシーンは、なんとも不気味で恐ろしいが、パソコンに名前をつけて、ご機嫌を伺いながらスイッチを入れる今現在、すでに、その領域に入っているのだろうか。


11月06日
街を見て
旭川のデパートへ行った。売り場には、クリスマスの飾り物が並び、カレンダーの棚の前に、たくさんのお客さんが立っていた。
まだ、冬支度にほとんど手をつけていないので、そのような一歩先をいった街の表情が、白々しく感じてしまう。
きょうは天気が良さそうなので、外の仕事をひとつでもかたづけよう。気持はかなり焦っているのである。


11月05日
森の散策
きのう昼食後、うららかな天気に誘われて、カラマツの紅葉をたのしみにいって来た。
美瑛川の川向こうから林道を進むこと10分で、枯茶色の林の中に入ることができた。一足早く針のような葉を落とした枝と、まだ黄金色に光を浴びる木々のかたまりが幾重にも重なり、私たちは「きれいだねー。」と何度となく歓声をあげた。
そして、車を降り山の中を散策したが、日ごろの運動不足で間もなく息が上がった我々を尻目に、ティンクとムックは上へ下へ、右へ左へと足取り軽やかに飛び回ったのであった。


11月04日
東雲
ひさびさに早く起きラウンジへ入ると、窓の外に、夜が明ける直前の、とてもきれいな朝を見ることができた。
日が昇ってくるオプタテシケの山頂あたりが、薄いオレンジ色になっていて、そこから、快晴の青い空へ、数秒ごとにオレンジ色と光の帯がひろがっていった。
日が昇る前の頃を「東雲(しののめ)」といい、東雲色というのもあるそうだ。他には、「曙」が日の出前の頃をさすことばだろうか。曙は、一日の始まり、そして、良いことが起きる兆しという意味もあるらしい。
きょうは、一日中天気も良さそうだし、何か、うれしいこともあるに違いない。


11月03日
晩秋の丘
きのう、晩秋の丘をドライブしてきました。
今年から写真愛好家の間で、すっかり有名になった、赤羽のポプラ。周りのカラマツもいい色になっていて、3脚を立てて目を輝かすカメラマンの姿がありました。
そして、通称パッチワークの路といわれている、北瑛・美田・五稜へも、久しぶりに足を伸ばしてみました。
さすがにこの時季になると、セブンスターの木の駐車場にも1・2台の車が止まっているだけで、観光シーズンも終盤を感じさせます。五稜の、丘を見下ろす高台に行ってみると、プロカメラマンが、夕日を浴びるカラマツ林へレンズを向けていました。
冬がすぐそこまで来ているこの季節は、大地が白く覆われる前、畑と森が大きく深呼吸をしているように見えます。


11月02日
フリース
半袖から長袖、そして、その上にもう一枚。季節が移ると、当然着るものも変わっていく。
ちょうど薪ストーブに火が入る頃から、春まで、我が家で活躍するのがフリースといわれる素材のいろいろ。ベスト・かぶりのシャツ・ジャンパー、そして、マウンテンパーカのインナーなど、実にさまざまのものがある。
軽くて暖かく、着心地がよければ、ついつい袖を通してしまう。新しい素材で、ここ数年のものなのに、すでに、タンスからあふれ出るフリースの面々。いくつかを見ていくと、同じフリースといっても素材そのものが、松・竹・梅ぐらいには、分かれそうである。この冬もまた、松にも梅にもお世話になります。


11月01日
氷河期の六角模様
今日から11月、旧暦では霜月です。
きのうの道新の朝刊の一面に、東旭川の畑の下から、1万5000年以上前の 永久凍土の地層が見つかったという記事が載っていました。
その地層は六角模様をしており、このような平地に大きな規模で見つかるのは、 大変珍しいことだそうです。
記事の中で解説を寄せて、写真の中では地層を指で指し示しているのが、薫風舎のコンサートで、いつもお世話になる平松さんです。音楽が専門のような人ですが、実は地学が本業、地道にそして楽しく学問に取り組んでいる高校の先生なのです。
それにしても、地表からわずか30センチのところに、氷河期という時代が眠っているとは、あたり前のようで不思議な話しです。